南足柄みらい創りカレッジのご紹介

「南足柄みらい創りカレッジ」とは

平時の地域活性化と災害など有事の後方支援拠点開発を目的として、市民と共に産官学が協働し、地域課題に取り組むプログラムを実行する組織です。南足柄市と富士ゼロックス株式会社は、平成27年に「南足柄みらい創りプロジェクトをスタートし、約2年間にわたって地域との関係性強化とプロジェクト活動を共同で推進してまいりました。この取組みを引継ぎ、将来的な地域運営母体となることを目指して、平成29年5月28日に「一般社団法人南足柄みらい創りカレッジ」を開校しました。地域に根ざした持続的なみらい創り(※)活動を行っていきます。

(※「みらい創り」は、地域に関わるみなさまと富士ゼロックスの協働による地方創生活動の総称であり、富士ゼロックスの登録商標です。)

設立の経緯

南足柄市は、東日本大震災後に災害ボランティア用宿泊施設(かながわ金太郎ハウス)を神奈川県が遠野市に開設したことをきっかけに、平成27年に遠野市と「災害時相互応援に関する協定」を締結、大規模災害時の後方支援や広域防災についての研究などにおいて交流を続けています。また、富士ゼロックスは、東日本大震災の復興推進活動をきっかけとした地方創生支援の一環として、「遠野みらい創りカレッジ」を岩手県遠野市で開校、災害時防災研究や地域活性化を支援、さらに自社のコミュニケーション技術を生かした対話手法や、サービス・人材などを活用して地域や社会課題の解決に取り組んでいます。
富士ゼロックスの遠野での取り組みが紹介されたことをきっかけに、南足柄市と遠野市、富士ゼロックスの交流が深まり、地域の活性化を目的にした様々な活動を、地域の皆様が主体となって実践する取り組みとして、市民の皆様や企業、大学、行政が、対話を通じて地域のことを考え、様々なことにチャレンジしていただけるよう、平成27年に南足柄市と富士ゼロックス株式会社が共同で「南足柄みらい創りプロジェクト」をスタートしました。そして、約2年間の地域との関係性強化とプロジェクト活動を経て、将来的な地域運営母体となることを目指し、一般社団法人南足柄みらい創りカレッジが設立されました。

対話会(平成28年3月)

平成29年5月28日 開校式

設立コンセプト

  • 南足柄みらい創りカレッジは、市民協働を推進しながら、課題解決プログラムをおこなうため、南足柄市や近隣地域のさまざまな施設や団体と協業していきます。

令和元年度活動紹介

  • 南足柄100人カイギ

100人カイギとは、「マチにいる100人がプレゼンする」をコンセプトに2016年1月から東京都港区ではじめた活動です。今や各地で行われ、渋谷区、相模原、横浜、平塚でも開催されている、このイベントがついに南足柄で開催されます。

南足柄に暮らす、働く、ちょっと面白いことをして関わっているヒトに、仕事や活動についてお話ししてもらいます。 毎回5人のゲストを招待し、100人集まった時点で会は解散します。

カイギ≠会議だと考え、固い話はナシ、ゲスト自身の活動をありのままにお話ししてもらい、その人を起点に新しいつながりが生まれる。それが100人カイギの目指す「カイギ」です。

  • 2030SDGsカードゲーム体験会

カードゲーム「2030 SDGs(ニイゼロサンゼロ エスディージーズ)」はSDGsの17の目標を達成するために、現在から2030年までの道のりを体験するゲームです。

さまざまな価値観や違う目標を持つ人がいる世界で、我々はどうやってSDGsの壮大なビジョンを実現していくのでしょうか。

このゲームはSDGsの目標を1つ1つ細かく勉強するためのものではありません。「なぜSDGsが私たちの世界に必要なのか」、そして「それがあることによってどんな変化や可能性があるのか」を体験的に理解するためのゲームです。

  • 広域防災研究会

「広域防災に繋がる地域防災力強化」を目的とし、「防災意識をどう高めるか」に対する課題共有と活動の方向性を県西2市8町防災職員を中心に確認することを狙いとして開催しました。

  • 地域創生、国際交流による次世代人材育成プログラム

「まちづくりサロン」をテーマに留学生、地域住民によるフィールドワーク、ワークショップを通し地域創生を牽引する人を育成していくプログラムを実施しました。

平成30年度活動紹介

  • みんなで学ぼうSDGsプログラム

神奈川県県西地域の二市八町(南足柄市・小田原市・中井町・大井町・松田町・山北町・開成町・箱根町・真鶴町・湯河原町)を、SDGs達成に向けた様々な学習や実験を行える日本で最も効果的な「SDGs実験フィールド」にすべく、3年計画の構想を掲げています。「みんなで学ぼうSDGsプログラム」はその実験フィールド作りのための第一歩、「課題共有・連携フェーズ」として実施しました。

  • 南足柄イノベーションサマープログラム

みらい創り活動で取り組んできた、非日常環境で、多様な仲間たちと、みんなの未来を描く「みらい共創」プログラムをモデルに、3地域の高校生や大学生との協働的実践を通して自主性や主体性を学びました。

企業の社員や地域の達人たちが高校生を直接指導。これからの社会生活に必要な「論理的思考力」「プレゼンテーション力」「記述力」高めるプログラムを実践しました。

  • 内閣府津波防災教育

小田原市や真鶴町などに津波被害が生じた場合、後方支援及び広域防災の拠点として、被災地と支援地域や組織をつなぐ役割を担うため、市境に当たる岩原・沼田地区の防災力を強化するプログラムを実施しました。

  • 広域防災研究会

「広域防災に繋がる地域防災力強化」を目的とし、「防災意識をどう高めるか」に対する課題共有と活動の方向性を県西2市8町防災職員を中心に確認することを狙いとして開催しました。

  • 防災アカデミー

広域防災研究会における指針から、県西地域の地形、災害の歴史等からお互いの地域を知り関係性を深めていく、南足柄市にて継続的な取組みと地形、災害の歴史を知ることにより防災意識を高める事を目的とした。プログラムを開催しました。

平成29年度活動紹介

  • 高齢者が安心して暮らせる街づくり

農業体験等で高齢者と各世代が共生し快適で安心感の持てる暮らしを実現する「シェアハウス」、好みのデザインを身につけて頂き認知症の方を地域で見守るセーフティネットを構築する「南足柄市オレンジネット」の実現に向けて活動しています。

  • キッズサマーキャンプ

市の総合戦略骨子である「若い世代を応援し希望をかなえる」のテーマに基づき、市内の子どもたちと市外の子どもたちの交流を深めるために体験型サマーキャンプをコーディネートしました。

  • イノベーションサマープログラム

地域の将来を担う高校生・大学生と海外から来日してきた大学生とで学びあう、イノベーション人材育成プログイノベーションサマープログラムラム。イノベーションを生み出す作法を学んだ上で、地域の問題を真剣に考えることができる人材の育成に取り組みました。

  • 魅力あふれる共生社会の実現支援

専修大リーダーシップ開発プログラムと連携し、「魅力あふれる共生社会の実現支援」に向けた課題探索と地域の協力者との関係作りを目指す企画をコーディネートしました。

  • 魅力発信プログラム

南足柄の価値向上のため、街の魅力を高めるテーマを選定し、最も効果的と想定される形で発信をおこなうプログラム。平成29年度は、テーマの選定までを夏季実施のイノベーションサマースクールにて実施、テーマ(Ten具そば)を受けた発信プロセス事例の開発に着手しました。

  • 広域防災研究会

「広域防災に繋がる地域防災力強化」を目的とし、「防災意識をどう高めるか」に対する課題共有と活動の方向性を県西2市8町防災職員を中心に確認することを狙いとして開催しました。

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