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イベント報告:伝統文書複製品贈呈式(4/4)

みなさん、こんにちは!カレッジスタッフのHです。

新年度スタートしましたね、新しい生活・仕事に張りきっている方も多いのではないでしょうか?

さて今日は、4月4日に市役所にて行われた「伝統文書複製品贈呈式」についてご紹介したいと思います。

秀吉の掟書、手触りも再現。富士ゼロックスから南足柄市へ寄贈

4月4日、富士ゼロックスから南足柄市へ、同市郷土資料館が展示する小田原北条氏と豊臣秀吉に関する古文書2点の複製品が、販売会社を通じて寄贈されました。

4月4日「伝統文書複製品贈呈式」の様子

複合機やプリンタ等を手がける富士ゼロックスは、社会貢献の一環として、2008年から寺社や大学が所蔵する短冊やカルタ、大判地図、巻物などの伝統文書の複製を通じた文化伝承活動を行っており、今回の伝統文書の複製は、同社と市が「みらい創りプロジェクト」を進めてきたことが縁となって実現しました。

複製にあたっては、原本に近い和紙を探すところからはじまり、同社の技術力で和紙に画想を出力し、撮影から完成までに約4か月をかけて、外観、手触り、厚みを実物そっくりに近づけました。

コチラが複製された「北条氏裁許朱印状」と「豊臣秀吉掟書」です!

複製された「北条氏裁許朱印状」

複製された「豊臣秀吉掟書」

 

1577年に出された「北条氏裁許朱印状」は、北条氏によるものであることを示す「虎朱印」の押印があり、歴史的な価値が高いといわれています。

「豊臣秀吉掟書」は1590年、北条市を責める秀吉が、自軍の将兵に対して住民に乱暴しないよう命じたもので、秀吉が天下統一に向けて民心の安定を重視していたことがうかがえます。

複製品には触れることもでき、加藤修平市長は「生の歴史文化を若い世代に触れてもらえる」と話されました。
同社の樋口邦史・復興推進室長は「子どもたちの教育に生かしてもらいたい」、郷土資料館の笠間吉高館長も「出前講座で使うなど活用の幅が広がる」と歓迎し、近く資料館に展示する考えを示されました。

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